【5月5日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は4日、元スペイン代表MFハビ・マルティネス(Javi Martinez)が今シーズン限りでチームを離れると発表した。3冠を成し遂げたメンバーの退団はマルティネスが3人目となる。

 マルティネスは2012年、スペイン1部リーグのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)から当時のブンデスリーガ最高額となる4000万ユーロ(約52億5600万円)の移籍金で加入。

 移籍後は全てのシーズンでリーグ優勝を経験しており、チームは8日にも9連覇を決められる位置につけている。

 マルティネスは2012-13シーズンと2019-20シーズンに、バイエルンの一員としてブンデスリーガ1部、ドイツカップ(German Cup)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の3冠を果たした。

 また、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)制覇にも貢献し、2013年のチェルシー(Chelsea)戦と2020年のセビージャFC(Sevilla FC)戦でゴールを挙げた。

 マルティネスは発表文の中で「9年にわたってFCバイエルン・ファミリーの一員でいることができ非常に光栄でうれしい。そして、共にたくさんのタイトルを獲得することができとても幸せだ」と記した。

 マルティネスは今季終了後に契約満了となるジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)とダビド・アラバ(David Alaba)の両DF、さらには契約解除を申し入れたハンジ・フリック(Hansi Flick)監督と共にチームを離れることになる。

 バイエルンは「今シーズン終了後、クラブに素晴らしい功績を残してくれたマルティネスとアラバ、ボアテング、フリック監督をたたえ、相応の送別イベントを開く」と述べた。

 マルティネスはバイエルンで公式戦266試合に出場したが、今シーズンはリーグ戦で4試合、チャンピオンズリーグで1試合に先発しただけで、レオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)とヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)に中盤の定位置を奪われていた。(c)AFP