【4月29日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)の主催者は28日、男子世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が大会を欠場すると発表した。

 昨年のマドリード・オープンは新型コロナウイルスの影響で中止となり、2019年大会を制したジョコビッチは、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨むはずだった。

 ジョコビッチ本人も大会のツイッター(Twitter)アカウント上で「今年はマドリードに行けず、ファンに会えず残念だ」とコメントを出し、「来年は皆さんに会えることを願っている」と話した。

 ジョコビッチは2月に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)で優勝した後は休養を取ることを決め、今季はこれまでわずか4大会でしかプレーしていない。

 直近では前週のセルビア・オープン(Serbia Open 2021)準決勝で世界28位のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)に金星を献上し、2週間前のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)でも同33位のダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)に敗れていた。

 今後は2016年以来となる自身2度目の全仏オープン(French Open 2021)制覇へ向けて調整を進め、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2021)と母国セルビアのベオグラードで行われる大会に出場する予定となっている。

 マドリード・オープンは今週から開幕し、女子シングルスの本戦は29日から、男子シングルスの本戦は5月2日から始まる。(c)AFP