【4月24日 AFP】英議会は22日、中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のイスラム教徒らは「人道に対する罪とジェノサイド(集団虐殺)に苦しんでいる」ことを明言する動議を採択した。中国側は23日、「大きなうそ」だと反発した。

 今回の動議に拘束力はなく、英政府には行動を起こす義務はない。

 中国政府は、「新疆ウイグル自治区でのいわゆるジェノサイドと呼ばれているものは、国際的な反中国勢力がつくり上げた大きなうそだ」と反発している。

 中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官はAFPに対し、「中国政府と、新疆ウイグル自治区のすべての民族の人々は、このような批判を断固として否定し、強く非難する」と文書で反論。

 同氏はまた、「英国には、すでに十分過ぎるほど問題がある」と述べ、「英国の議員らは要らぬ世話を焼かずに、国民のためにもっと力を尽くすべきだ」と続けている。(c)AFP/James PHEBY