【4月24日 CNS】中国財政部、税関総局、国家税務総局は2021~2030年の期間、抗エイズウイルス(HIV)薬と民間航空機の整備用機器について輸入税を免除する方針を発表した。

 国家衛生健康委員会から輸入を委託された抗HIV薬は、関税と輸入付加価値税が免除される。対象となる薬の品目と輸入業者は国家衛生健康委員会が決定する。

 民間航空機の整備用機器の輸入は関税を免除する。民間航空機の設計・製造会社、航空会社、メンテナンス組織、中国で生産できないメンテナンス用器材を輸入する業者が対象となる。整備用機器とは、エンジン、補助動力装置、着陸装置のほか標準部品、原材料などの消耗品を含む。

 整備用機器は、中国民用航空局や米連邦航空局(FAA)、欧州航空安全局(EASA)、カナダ運輸省民間航空局(TCCA)、ブラジル民用航空局が耐空証明書を発行したものか、ロシアやウクライナなどの民間航空部門が証明書を発行したものが対象。製造部門が製品認定証明書を発行した標準部品と原材料も航空機器に含む。(c)CNS/JCM/AFPBB News