【4月13日 AFP】フランスの捜査当局は12日、先週の全国的なロックダウン(都市封鎖)の開始時に停止した同国の在宅学習プラットフォームが、ロシアと中国発のサイバー攻撃を受けていたことを明らかにした。

Ma classe a la maison(在宅授業)」と名付けられたプログラムへのサイバー攻撃は、ロシアと中国から行われたが、実行者がロシア人や中国人かどうかは不明だという。

 このプログラムは新型コロナウイルス流行を抑止するために学校が閉鎖された後、100万人以上の児童・生徒と教師が授業を続けるために使用されていたが、4月6日に繰り返し停止した。

 同サービスを運営しているフランスの遠隔教育機関CNEDは、数日にわたって「意図的な悪意ある行為」が仕掛けられたと訴えている。

 ジャンミシェル・ブランケール(Jean-Michel Blanquer)国民教育・青少年・スポーツ相は在宅学習プラットフォームが停止した原因について、外国発のサイバー攻撃を示唆していたが、多くの保護者は政府の準備不足を非難していた。しかし捜査当局は今回、サイバー攻撃であることを確認した。

 フランスでは新型ウイルス流行の第3波を抑えるために、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が国内の学校を3週間閉鎖した。各校は1週間の在宅授業の後、2週間の休暇に入った。(c)AFP