トランプ氏、友人の結婚式祝辞で自分語りとバイデン氏批判
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【3月30日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が先週末、フロリダ州に所有する高級リゾート施設「マーアーラゴ(Mar-a-Lago)」で開かれた友人の結婚式の祝辞で、主に自分について語ったり、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領を批判したりして、会場の注目をさらった。
米エンタメ情報サイトTMZが公開した動画で、タキシード姿のトランプ氏が「もう私が恋しいかな?」と問いかけると、参列者から歓声と拍手が湧き起こった。
トランプ氏は脚光を浴びた瞬間を逃さず、中国やイランなどとの外交問題についてバイデン氏を批判した。
トランプ氏の政権は、メキシコ国境から流入する移民の家族を分断し、子どもたちを収容したことで非難されたが、バイデン氏の就任以降、大人の同伴者がいない未成年者を含め、米国を目指す移民が急増している事態を取り上げ、「子どもたちに何が起こっている? この子たちは誰も見たことがないような、みすぼらしい生活をしている」と述べた。
昨年11月の大統領選にも言及し、700万票差で敗れ、異議を唱える試みがすべて失敗したにもかかわらず、結果の正当性に再び疑問を投げ掛けた。
トランプ氏は祝辞の最後にようやく新婚の二人をたたえ、「あなた方は偉大で美しいカップルだ」と述べた。米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー(Business Insider)」によると挙式したのは、トランプ氏の長年の友人であるメーガン・ノデラー(Megan Noderer)氏とジョン・アリゴ(John Arrigo)氏だという。(c)AFP