【3月30日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は29日、中国・武漢(Wuhan)で現地調査を行った国際専門家チームの最終報告書に基づいた見解として、新型コロナウイルスの起源に関するすべての仮説には可能性があり、さらなる調査が必要だと表明した。

 テドロス氏はスイス・ジュネーブでインターネットを通じて開いた会見で、WHOは報告書を週末に受け取ったとし、「私が報告書から理解したことからすると、すべての仮説に可能性がある」と述べ、「さらなる調査が必要だ」と表明。ウイルスがどのように人に感染したかに関する仮説は、いずれもまだ排除されていないとの見解を示した。

 AFPは30日の公式発表に先立ち最終報告書を入手。これによると、調査団はウイルスがコウモリから中間宿主となる別の動物を媒介して人に感染した可能性が最も高いとし、この説について「可能性が高い、または非常に高い」との見解を示した。

 また、コウモリから直接感染したとの説については「ありうる、または可能性がある」とし、冷凍食品から感染した説については「ありうる」と結論。ウイルスが研究所から流出した説については「可能性が極めて低い」とした。(c)AFP/Robin MILLARD