【3月29日 AFP】(更新)エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で座礁し、航路をふさいでいた巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」について、スエズ運河庁(SCA)は29日、船体を「正しい方向に80%」回頭させたと発表した。

 SCAのオサマ・ラビ(Osama Rabie)長官は声明で、船尾は「河岸から102メートル離れた」と述べた。

 これに先立ち、船舶位置情報サイトのvesselfinder.commyshiptracking.comは同日、船尾が運河の西岸から離れたと報告し、現地のAFP関係者もその様子を確認した。

 一方、エバーギブンを所有する日本の正栄汽船(Shoei Kisen)の広報担当者は、船体の「向きは変わった」が「浮いてはいない」とAFPに語った。現地では29日朝から11隻のタグボートでエバーギブンをえい航し、離礁させる作業が続いているとしている。(c)AFP