【3月22日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間21日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は271万382人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2273万7460人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 20日には世界全体で新たに8635人の死亡と50万9629人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2438人。次いで米国(937人)、メキシコ(608人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに54万1918人が死亡、2978万4001人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は29万2752人、感染者数は1195万459人。以降はメキシコ(死者19万7827人、感染者219万3639人)、インド(死者15万9755人、感染者1155万9130人)、英国(死者12万6122人、感染者429万1271人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの230人。次いでベルギー(195人)、スロベニア(191人)、モンテネグロ(190人)、ハンガリー(187人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が91万7542人(感染4125万2892人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が74万1483人(感染2352万1822人)、米国・カナダが56万4554人(感染3071万3762人)、アジアが26万5857人(感染1696万1887人)、中東が11万273人(感染615万1094人)、アフリカが10万9700人(感染410万1259人)、オセアニアが973人(感染3万4746人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP