【3月21日 AFP】バドミントン、全英オープン(YONEX All England Open Badminton Championships 2021)は20日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードの奥原希望(Nozomi Okuhara)は16-21、21-16、21-19で第4シードのラチャノック・インタノン(Ratchanok Intanon、タイ)との熱戦を制し、決勝進出を決めた。

 第1ゲームを落とした奥原は、第2ゲームを奪い返した後に最終ゲームで一時8-14とリードを許したものの、その後インタノンの痛いミスが続くと試合の潮目が変わり、20-18とリードを奪った。

 最初のマッチポイントはしのがれたものの、最後はインタノンのフォアハンドショットが外れ、その命運が決まった。

 奥原は決勝で、第6シードのポンパウィ・チョチュウォン(Pornpawee Chochuwong、タイ)と対戦する。チョチュウォンはもう1試合の準決勝で、プサルラ・シンドゥ(Pusarla V. Sindhu、インド)に21-17、21-9で勝利した。

 ダブルスの3種目では、すべての決勝戦が日本勢対決となった。

 男子は前回王者で第4シードの遠藤大由(Hiroyuki Endo)/渡辺勇大(Yuta Watanabe)組が、第3シードの園田啓悟(Keigo Sonoda)/嘉村健士(Takeshi Kamura)組と対戦し、女子では第1シードの福島由紀(Yuki Fukushima)/廣田彩花(Sayaka Hirota)組が、第2シードの松本麻佑(Mayu Matsumoto)/永原和可那(Wakana Nagahara)組とタイトルを争う。

 混合は渡辺と東野有紗(Arisa Higashino)のペアが、金子祐樹(Yuki Kaneko)/松友美佐紀(Misaki Matsutomo)組を迎え撃つ。

 今大会は五輪予選には換算されないため、中国や韓国、台湾といったアジアの強豪国は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の制限を理由に参戦していない。また、インドネシア代表チームは、利用した英国行きのフライトの同乗客に新型コロナの陽性者がいたとして、大会を棄権している。

 男子シングルスでは、前回王者で第2シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)と、準々決勝で桃田賢斗(Kento Momota)を下した第6シードのリー・ジージャ(Lee Zii Jia、マレーシア)が決勝に駒を進めている。(c)AFP