【3月18日 AFP】バドミントン、全英オープン(YONEX All England Open Badminton Championships 2021)は17日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードの桃田賢斗(Kento Momota)は21-13、22-20でカシャプ・パルパリ(Parupalli Kashyap、インド)を下し、1年以上ぶりの国際復帰戦を白星で飾った。

 昨年1月12日以来の国際大会で勝利を収めた2019年大会の王者桃田は、世界バドミントン連盟(BWF)のウェブサイトで、「とても緊張した。(国際舞台から)長く離れていたので、この試合で勝つ自信が持てなかった。だが最終的には勝利することができ、その点では非常に満足している」とコメントした。

 26歳の桃田は、昨年1月に行われたマレーシア・マスターズ(PERODUA Malaysia Masters 2020)で優勝した直後に交通事故に遭い、右眼窩(がんか)底を骨折。この事故では乗っていた車の運転手が死亡した。

 それから1年以上ツアーを離れた世界ナンバーワンは、今年に延期となった東京五輪に向けて本調子の回復を目指している。当初は1月のタイ・オープン(YONEX Thailand Open 2021)でツアーに戻る予定だったが、新型コロナウイルス陽性となり、復帰が遅れていた。

 この日の大会は現地時間午前9時から行われる予定だったが、BWFによると新型ウイルス検査で相当数の結果が「未確定」となったことを受け再検査などに時間を要し、開始が午後2時に遅れていた。(c)AFP