【3月17日 AFP】フランスのカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の主催者は16日、7月開催予定の同映画祭で、米映画監督スパイク・リー(Spike Lee)氏が審査員長を務めると発表した。黒人初の審査員長となる。

 リー氏は昨年、審査員長を務める予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、映画祭自体が中止された。

 リー氏はツイッター(Twitter)に動画メッセージを投稿し、「非常に恐れ多い」と述べた。さらに、1986年に『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(She’s Gotta Have It)』がカンヌ映画祭で上演されたことを紹介し「カンヌは常に私の心の奥底の特別な場所にいる」と述べた。

 フランスの新型コロナウイルスの感染者数は依然として多い上、ワクチン接種も進んでいない。今年のカンヌ映画祭は既に例年の5月から7月に延期されているが、開催が危ぶまれている。 (c)AFP/Francois BECKER