【3月17日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は16日、欧州でのクレーコートシーズンを見据え、来週開幕するマイアミ・オープン(Miami Open 2021)を欠場すると発表した。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に並ぶ四大大会(グランドスラム)最多20勝を挙げている34歳のナダルは、前月に行われた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)準々決勝でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に敗れてから試合に出場していない。

 ナダルはツイッター(Twitter)に「大好きなマイアミでプレーできないということを発表するのは悲しい」と投稿し、「完全に回復し、欧州でのクレーコートシーズンに備える必要がある」と説明した。

「米国のファンの人々、特にいつも最高の応援をしてくれるフロリダのスペイン語圏のコミュニティーに特別なメッセージを送る!」

 地元のファンに愛されているナダルだが、マイアミ・オープンは優勝したことがない数少ないマスターズ1000(ATP Masters 1000)大会となっており、決勝で5度も敗れている。

 5月に開幕する全仏オープン(French Open 2021)で、ナダルは5年連続となる通算14度目の優勝を狙う。(c)AFP