【3月17日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は大会第5シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を6-3、7-6(7-3)で下し、3回戦へ駒を進めた。

 元世界ランキング4位の錦織は2度のサービングフォーザマッチを落としたが、79分かかった末に第2セットを奪って前月の南フランス・オープン(Open Sud de France 2021)を制したゴフィンを破った。

 錦織がゴフィンに対して4戦全勝とした一方、ゴフィンは3度目の出場となったドバイ選手権でまたしても初勝利を逃した。錦織は次戦、スロベニアのアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene)と顔を合わせる。

 第1シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は3-6、4-6で予選勝者のロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)に敗れ、初戦敗退となった。

 安定したプレーで全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)王者ティエムを破ったハリスは、これがトップ10選手に対して初勝利となった。前週のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)ではスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を倒してトップ20選手から初白星を挙げており、中東で絶好調を維持している。

 72分で姿を消すことになったティエムは試合後、4月のクレーシーズンを前に「立て直す」必要があるとして、次週開催されるマイアミ・オープン(Miami Open 2021)を欠場すると発表した。

 ティエムは「本当にフレッシュな状態でクレーシーズンに入るために少しリセットする必要がある。今は厳しい時期となっており、マイアミに行くのは正しい選択にならないだろう」と説明し、「いずれにせよ、今は最高の状態にない」と話した。

 その他の試合では第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)をはじめ、第3シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)や第4シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)が順当に3回戦進出を決めた。(c)AFP