【3月16日 AFP】男子テニスの元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、次週開幕するマイアミ・オープン(Miami Open 2021)の本戦にワイルドカード(主催者推薦)で出場すると、大会責任者が15日に明らかにした。

【写真特集】マレーと結婚したキム・シアーズさん

 妻のキム・シアーズ(Kim Sears)さんとの間に4人目の子どもが誕生し、前週のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)を欠場していたマレーは、2016年大会を最後にプレーしていなかったマイアミ・オープンの舞台に戻ることが決まった。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と五輪でそれぞれ2度の優勝経験を持つマレーは現在、2年前に受けた股関節の手術から本格的な復帰を図っている。マイアミ・オープンでは2009年と2013年にタイトルを獲得しているほか、2012年と2015年にはファイナリストとなっている。

 大会ディレクターのジェームズ・ブレーク(James Blake)氏は、「アンディを再びマイアミで見られてわくわくしている」と話すと、「自分もキャリアの中でけがとの闘いを乗り越えてきた身として、アンディがツアー復帰に向けて重ねてきた懸命な努力を理解し、リスペクトしている」と敬意を表した。

 今大会ではマレーの他に、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、マイケル・モー(Michael Mmoh、米国)、ユーゴ・ガストン(Hugo Gaston、フランス)、ジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)がワイルドカードを獲得した。(c)AFP