【3月17日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間16日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は266万1919人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2273万5440人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 15日には世界全体で新たに6730人の死亡と293万6414人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1057人。次いで米国(738人)、ロシア(443人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに53万5661人が死亡、2949万5906人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は27万9286人、感染者数は1151万9609人。以降はメキシコ(死者19万4944人、感染者216万7729人)、インド(死者15万8856人、感染者1140万9831人)、英国(死者12万5580人、感染者426万3527人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの221人。次いでベルギー(195人)、スロベニア(189人)、英国(185人)、モンテネグロ(181人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が90万936人(感染4268万9923人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が72万1581人(感染2287万2052人)、米国・カナダが55万8143人(感染3040万6981人)、アジアが26万3498人(感染1670万1615人)、中東が10万8681人(感染598万5067人)、アフリカが10万8117人(感染404万6232人)、オセアニアが963人(感染3万3579人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP