【3月12日 AFP】フランス政府は11日、日本や英国など欧州連合(EU)域外7か国との間の出入国制限措置を緩和すると発表した。やむを得ない理由がなくても、これらの国々とフランス間の行き来が可能になる。

 制限が緩和されるのは日英のほかオーストラリア、イスラエル、ニュージーランド、シンガポール、韓国。仏政府は新型コロナウイルス変異株の拡大防止のため、1月31日からやむを得ない理由がある場合を除く欧州域外への出入国を禁止していた。

 ただフランスでは現在、国内の新規感染の半分以上が、感染力の高い英国の変異株によるものとなっている。仏外務省は緩和の理由について「国内で英国の変異株がかなり広範囲に広がっていることや、(緩和対象となった)これらの国々の感染状況」を踏まえたものと説明した。

 7か国からの入国者に対してはこれまで通り、出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書提出を義務付ける。(c)AFP