【2月24日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)で襲撃されて死亡したイタリアのルカ・アッタナシオ(Luca Attanasio)大使(43)の遺体が23日夜、イタリアの首都ローマに到着した。コンゴ内務省はルワンダのフツ人反政府勢力による犯行だと主張したが、同勢力は関与を否定している。

 アッタナシオ大使は22日、コンゴ東部の危険区域を国連(UN)の世界食糧計画(WFP)の車列で移動中に襲撃されて死亡した。

 大使の他、イタリア人ボディーガードのビットリオ・イアコバッチ(Vittorio Iacovacci)氏とコンゴ人運転手も死亡した。

 国旗で覆われたアッタナシオ大使とイアコバッチ氏のひつぎは、遺族らに付き添われ伊軍用機でローマのチャンピーノ(Ciampino)空港に運ばれ、マリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相に出迎えられた。

 ドラギ首相に加えてルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)外相とロレンツォ・グエリーニ(Lorenzo Guerini)国防相が、アッタナシオ大使の妻と3人の娘と対面した。

 コンゴ内務省は22日、東部地域で25年以上にわたり活動しているルワンダのフツ人反政府武装組織「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」による犯行だと主張。だがFDLRはAFPに送付した声明で関与を否定し、ルワンダとコンゴ両国の軍による犯行だと主張した。(c)AFP/Gael Branchereau, and Bienvenu-Marie Bakumanya in Kinshasa