【2月20日 AFP】(更新)ラグビー元ニュージーランド代表のSOダン・カーター(Dan Carter)が20日、現役引退を発表した。

 38歳のカーターは2度のW杯(Rugby World Cup)優勝と3度の世界年間最優秀選手選出を誇るオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のレジェンド。

 インスタグラム(Instagram)で「プロラグビーから正式に引退する」と明かし、ラグビーは「32年間プレーし、今の自分をつくりあげてくれたスポーツだ」とつづった。「今は競技から退くのが悲しいが、正しいタイミングだ。ラグビーはいつまでも人生の一部だ」

 オールブラックスの一員として2003年に初めてプレーして以降、カーターはテストマッチ合計112試合に出場し、世界歴代最多となる通算1598得点を記録。2005年、2012年、そして2015年にはワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀選手に選出された。

 W杯では2011年と2015年に優勝を経験し、代表引退後はフランスリーグ・トップ14のラシン92(Racing 92)でプレー。2018年には2年契約でジャパンラグビートップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズ(Kobelco Steelers)に加入した。

 スーパーラグビー(Super Rugby)では13年間所属したクルセイダーズ(Crusaders)で3度のタイトル獲得を経験。通算1708得点は大会最多記録となっている。

 ニュージーランドでスーパーラグビーの国内大会が立ち上げられた昨年には、けが人のバックアップとしてブルーズ(Blues)に移籍し、ラグビー界を驚かせていた。(c)AFP