【2月16日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は16日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-2、6-2で謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)を下し、4強入りを決めた。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇る23歳の大坂は、無観客のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われたアジア勢対決で、型破りなプレースタイルの世界71位をストレートで退けた。これまでベスト8入りを果たしたグランドスラムではいずれもタイトルを獲得しており、初制覇を果たした2019年大会に続き、2度目の全豪制覇に向けて順当に勝ち進んでいる。

 この日はサーブに苦しむ場面もあったが、強烈なリターンや豪快なグランドストロークでそれを乗り越え、相手のサービスゲームを2度ブレークして第1セットを先取。さらに、第2セットでも序盤のブレークで試合を楽に進めるなど、昨年大会で準優勝を果たしたガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)との4回戦が2本のマッチポイントをしのぐ激戦となったのとは対照的な展開だった。

 合計24本のウイナーで35歳の対戦相手を圧倒し、わずか1時間6分で試合に決着をつけた大坂は、「すごく落ち着いていた。きょうのプレーには本当に満足している」とコメント。

 決勝進出を懸けた18日の準決勝では、第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)の勝者と対戦することになり、「普段は決して組み合わせ表を見ないけれど、ここでは皆がそのことを話してきた」とすると、「いつもセレーナの試合を見ている。きっとすごく楽しめるはず」と語った。(c)AFP