【2月15日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が14日、イタリアで開催された下部チャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)大会の決勝で世界212位のイリヤ・マルチェンコ(Illya Marchenko、ウクライナ)に2-6、4-6で敗れた。

 33歳のマレーは当初、現在開催中の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)に出る予定だったが、新型コロナウイルスに感染したため欠場を余儀なくされ、アルプス(Alpes)の麓にあるイタリア北部の町、ビエッラ(Biella)で行われた室内ハードコード大会でプレーしていた。

 賞金は総額で4万5000ユーロ(約570万円)以下と、優勝賞金だけで210万ドル(約2億2000万円)に上る全豪と比べるとかなり寂しい今大会で、マレーは4勝して決勝に進出していたが、2011年と2017年の全豪で勝利しているマルチェンコからブレークポイントを1本も握れず、1時間半で敗れた。

 四大大会(グランドスラム)優勝3回の実績を持つマレーだが、現在の世界ランキングは125位。股関節の手術から復帰した後は、骨盤の負傷に苦しみ、昨シーズンは公式戦7試合にしか出場できなかった。(c)AFP