【2月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は5日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に関する最近の状況を考慮し、代表ウイーク期間における選手派遣の義務に関する規則の緩和を4月末まで延長すると発表した。

 新型ウイルスの規制によって選手が帰国する際に隔離が必要になる場合、各クラブは派遣を拒むことができる。

 ポルトガルや南米各国では現在、エリートスポーツの選手に対して10日間の隔離義務の免除が存在しないため、今回の措置はイングランドでプレーする選手に大きな影響を与える可能性がある。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)とルベン・ジアス(Ruben Dias)、ジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)のポルトガル人選手は、アゼルバイジャン、セルビア、ルクセンブルクとのW杯カタール大会(2022 World Cup)予選を欠場することになる可能性がある。

 また、リバプール(Liverpool FC)に所属するブラジル人のアリソン(Alisson Ramses Becker)とファビーニョ(Fabinho)、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)、エバートン(Everton)に所属するコロンビア人のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)とジェリー・ミナ(Yerry Mina)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するウルグアイ人のエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)も、同大会の南米予選に出場できない恐れがある。

 3月30日に行われる同予選で、ブラジルはホームでアルゼンチン戦を控えている。(c)AFP