【8月25日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は24日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に関する最近の状況を考慮し、8月末から9月の代表ウイークでは選手の派遣義務に関する規則を緩和すると発表した。

 国際試合が行われる同ウイーク中、通常であれば各クラブは所属選手を代表チームに派遣する義務があるが、多くの国で隔離の規制が課されていることから、選手の移動は非現実的になったとFIFAは述べた。

 FIFAは発表文の中で「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の新たな増加により、多くの国の政府は再び渡航や入国に関する規制を課している。隔離義務や自主隔離、渡航制限等、こうした措置の中には国際大会に直接影響を及ぼすものもある」と記した。

 クラブが拠点を置く国や代表戦が行われる国で隔離義務がある場合や、該当する2国間で渡航制限が課されていたり、選手に対する特別な免除がなかったりした場合、各チームの選手派遣の義務はなくなる。

 この決定は、男子は8月31日から9月8日まで、女子は9月14日から22日までの代表ウイークで適用される。

 FIFAはすでに、来る代表ウイーク中の試合は欧州勢に限定すると発表している。(c)AFP