【1月31日 AFP】20-21イタリア・セリエAは30日、第20節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は後半にロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が2得点を挙げるなどベネベント(Benevento Calcio)に4-0で快勝。首位ACミラン(AC Milan)追撃の手を緩めなかった。

 アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督率いるインテルは、同日ボローニャ(Bologna FC)に2-1で勝利したミランを2ポイント差で追っている。

 11位のベネベントを本拠地サン・シーロ(San Siro stadium)に迎えたインテルは、リカルド・インプロタ(Riccardo Improta)のオウンゴールで先制すると、57分にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が加点し、その後ルカクが2点を上積みした。

 前節アタランタ(Atalanta)に黒星を喫し、26日のイタリア杯(Italian Cup 2020-21)準々決勝ではズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が退場してインテルに敗れたミランだったが、アウェーでボローニャを下し連敗を止めた。

 しかしゴールネットを揺らすことができなかったイブラヒモビッチは、今季初めて出場したリーグ戦2試合連続で無得点に終わった。

 前半にミランは、ラファエル・レオン(Rafael Leao)がミッチェル・ダイクス(Mitchell Dijks)に倒されてPKを獲得。イブラヒモビッチがスポットに向かったもののシュートはセーブされ、これで今季公式戦4度目のPK失敗となった。

 しかし、相手GKウカシュ・スコルプスキ(Lukasz Skorupski)がはじいたボールにアンテ・レビッチ(Ante Rebic)が詰めて先制したミランは、55分にはアダマ・スマオロ(Adama Soumaoro)のハンドで得たPKをフランク・ケシエ(Franck Kessie)が決めて加点した。

 PKについてケシエは、「キッカーはイブラなので彼次第だ。彼が蹴りたくないときは自分が蹴る」と振り返った。

 試合の消化が一つ少ない王者ユベントス(Juventus)は、サンプドリア(Sampdoria)に2-0で勝利して首位と7ポイント差の3位につけた。

 敵地ジェノバ(Genova)でユベントスは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がリーグ戦3試合連続で無得点に終わったものの勝利を手にした。

 20分にユベントスは、ロナウドとのワンツーで抜け出したアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)のクロスにフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が合わせ、3人のFWが絡んで先制点を奪った。

 56分にモラタの得点がオフサイドで取り消されたユベントスだったが、アディショナルタイムにアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が2点目をマークした。(c)AFP/Emmeline MOORE