【1月30日 AFP】ロシア大統領府は29日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が米国との新戦略兵器削減条約、通称「新START(New START)」を5年間延長する法案に署名したと発表した。

 新STARTは、冷戦(Cold War)時代に対立した米ロ間に唯一残る核軍縮条約だ。

 26日に米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と初の電話会談を行ったプーチン氏は、法案を上下両院に提出した。ロシア下院は27日に条約の延長を承認している。

 2010年に締結された新STARTは、米ロそれぞれが配備する核弾頭数を1550発以下に制限している。

 2月5日に期限が切れる同条約は、ここ数年で関係が急速に悪化している両国が歩み寄るまれな機会とみられている。(c)AFP