【1月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は217万6000人に増加した。

【解説】コロナ変異株 分かっていること・いないこと

 これまでに世界で少なくとも1億82万9870人の感染が確認され、少なくとも6129万8900人が回復した。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 27日には世界全体で新たに1万6585人の死亡と58万4147人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の3618人。次いで英国(1725人)、メキシコ(1623人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに42万9202人が死亡、2559万8359人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は22万161人、感染者数は899万6876人。以降はインド(死者15万3847人、感染者1070万1193人)、メキシコ(死者15万3639人、感染者180万6849人)、英国(死者10万1887人、感染者371万5054人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの181人。次いでスロベニア(165人)、英国(150人)、チェコ(149人)、イタリア(144人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が71万9737人(感染3273万2486人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が58万4064人(感染1849万7558人)、米国・カナダが44万8711人(感染2635万8475人)、アジアが23万8186人(感染1506万2139人)、中東が9万6371人(感染465万2436人)、アフリカが8万7986人(感染349万5128人)、オセアニアが945人(感染3万1656人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP