【1月25日 AFP】バドミントン、トヨタ・タイ・オープン(TOYOTA Thailand Open 2021)は24日、各種目決勝が行われ、女子シングルスでは第5シードのキャロリーナ・マリン(Carolina Marin、スペイン)が、男子シングルスでは大会第4シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)が、それぞれ前週のヨネックス・タイ・オープン(YONEX Thailand Open 2021)に続き優勝を果たした。

 2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した27歳のマリンは、2週連続で第1シードの戴資穎 (Tzu Ying Tai、タイ・ツーイン、台湾)を破り、アクセルセンは35歳の同胞ハンスクリスティアン・ヴィッティングス(Hans-Kristian Vittinghus)に圧倒的な力の差を見せつけた。

 2大会を通して1ゲームも落とすことなく今大会の決勝に進んだマリンだが、今回は前週に行われた決勝よりも競った展開となり、21-19で第1ゲームをものにした。

 第2ゲームに入ると戴は4度にわたってマッチポイントをしのいだが、反撃に出るには遅く、マリンが21-17で優勝を決めた。

 一方、リザーブメンバーから本戦に進むことになり、決勝進出を想定していなかったため帰国便を変更する必要があった世界ランク42位のヴィッティングス相手に、27歳のアクセルセンは第1ゲームを21-11で制した。

 ヴィッティングスに何度もダイビングショットを打たせ、ほとんどのラリーで主導権を握っているように見えたアクセルセンは、第2ゲームも21-7で奪うと40分で試合を終わらせた。

 新型コロナウイルスの流行を防ぐため、タイでは観客を入れず、衛生面で安全な隔離環境の「バブル」で三つの大会が連続して行われている。(c)AFP/Aidan JONES, Lisa MARTIN