【1月7日 AFP】世界バドミントン連盟(BWF)は6日、来週行われるタイ・オープン(YONEX Thailand Open 2021)の男子ダブルスに第1シードとして出場予定だったインドネシアのケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(Kevin Sanjaya Sukamuljo)が、新型コロナウイルス検査で陽性だったため大会を棄権すると発表した。

 同胞のマーカス・フェルナルディ・ギデオン(Marcus Fernaldi Gideon)とペアを組むスカムルジョは、味覚や嗅覚の低下や軽いインフルエンザのような症状を先月に示し、新型ウイルスの検査で陽性になった後は自宅の隔離環境で回復に努めている。

 親しみを込めて「ミニオンズ」の愛称で知られるスカムルジョ/ギデオン組の他、すでに同大会では多くのスター選手を擁する中国と日本の代表チームが、新型ウイルスの懸念を理由に参加を取りやめている。日本は男子世界ランク1位の桃田賢斗(Kento Momota)が出国前の検査で陽性となった。

 コロナ禍の影響を受けた2020年シーズンを経てワールドツアーが再始動する中、タイ・オープンはバンコクで連続開催される3大会の第1戦となっている。BWFは同日、現地の「バブル」環境にいる選手、コーチ、審判ら全824人が検査で陰性だったとし、選手は厳格な安全手順の下で練習可能となっていると明かした。(c)AFP