【1月25日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2021)開幕戦ラリー・モンテカルロ(Rallye Monte-Carlo 2021)は24日、最終日が行われ、前年王者であるトヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が優勝を飾った。

 37歳のオジェは、雪と氷に覆われた終盤の山道を巧みに走り切り、32秒6差で2位に入ったエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)とのトヨタ勢ワンツーを実現した。

 WRC50勝目を挙げ、さらに同胞セバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb)を一つ上回る大会最多8勝目を飾ったオジェは、「もしどれか一つだけ記録を選べと言われたら、この記録を全力で選ぶよ」と話した。

「私はモンテカルロでラリーに出会い、いつかこれをやりたいと夢見た。だから最も重要な大会だ。この場所での優勝には、計り知れない価値がある」

「父の誕生日でもあったから、良いプレゼントになった。最高のシーズンのスタートだ」

 前年優勝したヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)が、エバンスから40秒9遅れた3位に入った。

 今季のWRCは、第2戦として予定されていたラリー・スウェーデン(2021 Rally Sweden)が、新型コロナウイルスに関する規制を理由に中止になったため、2月26日から始まるアークティック・ラリー・フィンランド(Arctic Rally Finland 2021)が次戦となる。(c)AFP