【1月24日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2020-21)は23日、4回戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は終盤に3点を奪って4部チェルトナム・タウン(Cheltenham Town)から3-1で逆転勝利を挙げた。

 あと数分で4回戦敗退というところまで追い込まれたシティだったが、終盤にフィル・フォーデン(Phil Foden)、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)、フェラン・トーレス(Ferran Torres)が立て続けに得点し、屈辱を免れた。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は直近の試合から先発10人を入れ替えたが、それでも各国の代表選手が顔をそろえた。一方格下のチェルトナムは、本拠地で守備に奮闘し、攻撃でも相手ゴールに迫るシーンを散発的につくった。

 前半が無得点に終わると、シティはテンポを上げて後半開始直後にはジェズスのシュートがポストをたたいたが、均衡を破ったのはホームチームだった。

 チェルトナムは59分、シティがベン・トーザー(Ben Tozer)の見事なロングスローへの対応を誤ると、ゴール前にこぼれたボールをアルフィー・メイ(Alfie May)が蹴り込んで先制した。

 するとグアルディオラ監督はイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)とジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)を相次いで投入し局面の打開を図ると、81分に交代策が実を結び、カンセロのクロスにフォーデンが合わせて追いついた。

 その3分後にジェズスがミスを取り戻すゴールを決めると、さらにこの試合最後のプレーでトーレスがギュンドアンの低いクロスに合わせて3点目を奪った。

「謙虚な気持ち、そして違いを生むクオリティーを持ってここに来た」とコメントしたグアルディオラ監督は、「相手はペナルティーエリア内で質があり、その中では高さがあってこちらよりも良いプレーをした。われわれはそれを解決するための手を打った。支配するのは簡単ではなかった」と続けた。

 その他プレミア勢では、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督がメンバーを落としたもののウェストハム(West Ham)が3部ドンカスター・ローヴァーズ(Doncaster Rovers)を4-0で下し、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)とともに順当に5回戦へ進んだ。

 24日にはプレミアリーグ首位のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とリバプール(Liverpool FC)が戦い、チェルシー(Chelsea)は2部ルートン・タウン(Luton Town)をホームに迎える。(c)AFP/John WEAVER