【1月19日 CNS】新型コロナウイルス感染症の影響、また複雑な国際食糧市場情勢に直面し、2021年の中国の食糧安全状況はどうなるのかという質問に対し、今月12日、中国国家食糧・物資備蓄局食糧備蓄司の秦玉雲(Qin Yuyun) 司長が答えた。

 同日開かれた国家食糧・物資備蓄局の記者会見で、秦氏は、現在、中国の食糧市場の供給は十分で、市場は正常だと語った。

 秦氏は、中国の食糧在庫は高い水準を維持しており、小麦、米などの食糧品は一年間の消費需要を満たすことが可能で、大中都市の穀類加工食品と食用油については20日以上の在庫保障があると述べた。また、企業の商品在庫は顕著に増加しており、ここ15年で最高の水準となった。中国東北地区のトウモロコシの商品在庫は前年同期の3倍になった。「中国の食糧在庫構造は最適化が進んでおり、市場リスクのコントロールや、有効な供給維持のための能力はさらに強化された」

 秦氏によると、政策的な食糧競売の状況からみれば、2020年10月以来、出来高は変動しているが、全体的には安定している。小麦、米の平均成約率はそれぞれ31%と28%で、関連の市場予想が安定していることを反映しているという。

 2020年12月、国際連合食糧農業機関(FAO)により、世界の食料価格が7か月連続で上昇したと発表され、世界の食糧供給情勢に対する懸念が出てきた。

 最近の食料価格の上昇について、秦氏は、国際市場では食料価格は一定程度値上がりしたが、ここ10年、小麦、米、トウモロコシなどの食料価格は相対的に低い水準にあると述べた。国際機関の予測によると、2021年には、世界の小麦、米の在庫の消費比はそれぞれ42%と36%に達し、供給は安定し、トウモロコシの在庫の消費比はやや下がるが、25%の高水準を維持する見込み。国際食糧市場は全体的に供給が安定し、輸入食糧が次第に港に到着し、中国国内市場にも効果的に補充されるという。

 秦氏は、全体的にいって、2021年に中国は国内の食糧市場の十分な供給と市場の安定を保障する能力と自信があると言う。「春節(旧正月、Lunar New Year)が近づいているが、殻物と食用油は十分供給されているため、国民は安心してもよい。春節用品を買う時にも、大量の買い占めの後、賞味期限が過ぎるまで放置するような不必要な損失と浪費を招くことがないよう、必要に応じての適量の買い物を勧める」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News