【1月18日 AFP】ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は17日、新型コロナウイルスのワクチン2種類を同国で初めて緊急承認し、ウイルス流行の第2波により甚大な被害に見舞われている同国でワクチン接種が開始された。

【解説】コロナ変異株 分かっていること・いないこと

 ANVISAは英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)と英オックスフォード大学(University of Oxford)が共同開発したワクチン「コビシールド(Covishield)」と、中国製のワクチン「CoronaVac」を承認したと発表した。新型ウイルスによる死者が20万9000人を超える同国での使用が認められる。

 ブラジルは今月、「CoronaVac」の新型ウイルスの感染予防における有効性は50%だったと発表。「コビシールド」については、昨年12月に発表された治験結果によると、ワクチンの全量を2回接種した治験者での有効性は62%だった一方、1回目に全量、2回目に半量を接種した治験者での有効性は90%だったことが示されている。(c)AFP