【1月6日 AFP】経営交代による組織再編を行っているフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)チームのウィリアムズ(Williams)が5日、ギアボックスと油圧システムを自前で製造してきた伝統を取りやめ、パワーユニット供給メーカーであるメルセデスAMG(Mercedes AMG)から調達することを決めたと発表した。

 ウィリアムズは1977年の創設以来、ドライバーズ選手権7回、コンストラクターズ選手権9回のタイトルを獲得しているが、1997年を最後に優勝から遠ざかっている。昨季は全10チームの中で唯一、1ポイントも獲得できずに終わり、夏にはウィリアムズ一家が米国の投資会社ドリルトン・キャピタル(Dorilton Capital)にチームを売却した。

 2014年からメルセデス製のエンジンを使っているウィリアムズは、「これまでギアボックスと油圧システムは内部で製造してきたが、今回のメルセデスとの関係強化により、長期的にはいっそう効果的な設計、製造工程を導入できるようになるだろう」「他のシャシーのパーツについては引き続き自分たちで設計、製造していく」と発表した。メルセデス製パーツの使用は2022年シーズンからとなっている。

 F1では新シーズンから予算上限が引き下げられ、大所帯のチームが影響を受ける。昨季7年連続でドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の2冠を達成したメルセデスもそこに含まれる。

 メルセデスのトト・ヴォルフ(Toto Wolff)チーム代表は、「われわれのパワーユニットを2014年から使っているウィリアムズからすれば、パワートレーン一式を獲得するのは理にかなった判断だ」とすると、「われわれにとっても、新たなルールの下で他チームにパーツを供給できるのは、規模の経済性で理にかなっている」と話した。(c)AFP