米学生、買い物中のスーパーで偶然ワクチン接種
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【1月5日 AFP】米首都ワシントンの法学生、デービッド・マクミラン(David MacMillan)さんは買い物に行ったスーパーで偶然、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることになった。
先週ワシントンのスーパー「ジャイアントフード(Giant Food)」にいたマクミランさんと友人は、スーパー内の薬局で働く人から新型コロナのワクチン接種を勧められ驚いた。マクミランさんらの買い物リストにはワクチンはなかった。
新型コロナのワクチンは現在、緊急対応や医療現場などの前線で働く人々から優先的に接種が進められている。マクミランさんによると、ワクチン接種を予約したのにやって来なかった医療従事者がいたため、2人に声が掛けられた。ここで接種が行われていた米製薬大手モデルナ(Moderna)のワクチンは超低温保存が必要で、冷凍庫から出してふたに穴を開けるとすぐに傷んでしまうからだった。
マクミランさんは、自分がワクチン接種を受ける様子を動画投稿アプリのティックトック(TikTok)に投稿。4日時点で再生回数は70万回を超えた。
米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ビオンテック(BioNTech)が共同開発したワクチン、およびモデルナのワクチンはそれぞれ2回接種する必要がある。米国でこれまでに1回目の接種を受けた人は合わせて420万人で、新年までに2000万人とした当初の公式予想よりもはるかに遅いペースとなっている。
マクミランさんは今月中に2回目の接種を受ける予定だという。(c)AFP