【1月5日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2021)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で半分の規模となる12チームに縮小され、出場国には世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を擁するセルビアと、同2位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を大黒柱とするスペインなどが名を連ねた。

 革新的な国別対抗戦として発足したATPカップは、初開催となった昨年は計24チームが6グループに分かれて、1月にパース(Perth)、ブリスベン(Brisbane)、シドニーの豪3都市でグループステージ突破を目指した。決勝では、ジョコビッチのセルビアがナダルのスペインをねじ伏せて初代王者となった。

 しかし、2021年シーズンのテニス界は新型コロナの感染拡大で日程が抜本的な改革を余儀なくされ、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の開幕日が3週間遅れの2月8日に変更。選手たちが今月15日から豪入りして2週間の隔離措置を義務付けられる中、男子はATPカップをはじめATP 250の2大会、女子はWTA 500の2大会が同時期にすべてメルボルンで行われた後、今季の四大大会(グランドスラム)初戦に突入することになった。

 今年のATPカップは出場国が男子シングルスのランキングを基準に決められ、オーストリア、ロシア、ギリシャ、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、日本、フランス、カナダが大会に臨むことになっている。オーストラリアは開催国として参戦するが、お騒がせ選手のニック・キリオス(Nick Kyrgios)はメンバー表に入っていなかった。

 世界ランク10位以内の選手は、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を除いて全員が出場することになっている。同選手は2度にわたってメスを入れた膝のリハビリを続ける中で、先日にはキャリア初の全豪オープン欠場を表明した。

 ロシアは昨年のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2020)覇者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)をはじめ、世界トップ10に入るアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を擁する強力な布陣を形成。オーストリアは世界3位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem)を中心に栄冠獲得を狙う。

 出場する12か国は3チームずつの4グループに分かれ、グループ突破を果たした首位チームはノックアウトステージで準決勝、さらには決勝を戦う。試合形式はシングルス2試合とダブルス1試合で行われることになっており、大会は20日に組み合わせが決まった後、来月1日に開幕する。

 日本は錦織圭(Kei Nishikori)を筆頭に、西岡良仁(Yoshihito Nishioka)、マクラクラン勉(Ben Mclachlan)、松井俊英(Toshihide Matsui)が出場する。(c)AFP