【1月4日 AFP】インドの首都ニューデリー近郊のガジアバード(Ghaziabad)で3日、豪雨の中、火葬場の屋根が崩落し、少なくとも20人が死亡した。警察が明らかにした。

 がれきの下敷きになった生存者がいないか、数時間にわたって捜索活動が行われた。

 PTI通信(Press Trust of India)によると、38人が救助され、少なくとも15人の負傷者が病院に搬送されたと地元メディアは報じている。

 地元の警察官はAFPに対し、「これまでのところ、20人の遺体を確認したが、数はもっと増える恐れがある」と述べ、火葬していたのは新型コロナウイルス以外の原因で亡くなった高齢者だと続けた。

 大雨になり、人々が新設された火葬場に避難したところ、「建物が雨に耐えられずに倒壊し、中にいた人々が亡くなった」と説明した。

 インドでは建物の倒壊事故が頻発している。多くの企業が安価な資材を使用し、当局に賄賂を渡して規制を逃れ、工事現場の安全性も十分に確保されていない。(c)AFP