【12月30日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは29日、第16節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はアウェーでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を1-0で下し、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督にかかる重圧をさらに和らげた。

 26日にチェルシー(Chelsea)を3-1で下し、降格圏に巻き込まれるかもしれないという不安を和らげたアーセナルは、今季のリーグ戦では開幕2戦目以来となる連勝を飾り、これで希望を持って順位表に目を向けることができるようになる。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「勝利こそ最良の薬。勝てば流れも変わるし、今は状況が良く思える」とコメントした。

 アルテタ監督は前節から1人しかメンバーを入れ替えず、けがから復帰したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)に代わって先発に入った。

 しかし途中出場を果たしたラカゼットは、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)からパスを受け取るとニアサイドにシュートを突き刺し、交代からわずか21秒でインパクトを残してチームに勝利をもたらした。

 この結果、アーセナルは4位と勝ち点9差の13位に浮上している。

 一方、今週末にアーセナルとの一戦を控えているウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)は、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)に0-5で大敗。1-1のドローに終わった27日のリバプール(Liverpool FC)戦で得た自信は砕け散った。

 WBAにとって悪夢の夜は、ロメン・ソイヤース(Romaine Sawyers)の信じがたいオウンゴールから始まった。

 リーズはその後、エズジャン・アリオスキ(Ezgjan Alioski)が強烈なシュートを放つと、これがポストに当たってネットを揺らし、パトリック・バンフォード(Patrick Bamford)との巧みなワンツーで抜け出したジャック・ハリソン(Jack Harrison)が追加点をマークした。

 ロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)のシュートが相手に当たってリードを広げたリーズは、ラフィーニャ(Raphinha)が強烈な一撃をゴール隅に突き刺して試合を締めくくった。

 WBAのサム・アラダイス(Sam Allardyce)監督にとって0-5というスコアは、自身の指導者キャリアの中でもプレミアリーグのホームゲームでは最大点差での黒星となった。(c)AFP/Kieran CANNING