【12月29日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは28日、第16節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はホームで先制しながらもアストン・ビラ(Aston Villa)と1-1で引き分け、フランク・ランパード(Frank Lampard)監督にかかる重圧を和らげることはできなかった。

 リーグ戦の直近5試合で1勝しか挙げられていないチェルシーは6位に転落し、消化試合数が一つ多いにもかかわらず首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差は6となっている。一方でふさわしい勝ち点1を手にしたビラは、チェルシーより消化試合数が二つ少ないながらも、得失点差で5位に浮上した。

 チェルシーのランパード監督は「今は困難な時期。戦い抜かねばならない」とした上で、「今夜は誰かにがっかりしたわけじゃない。全員が奮闘したが、ただ不運だったというわけではない」と続けた。

 アーセナル(Arsenal)に敗れた2日前の試合から、ランパード監督は6人の選手を入れ替えることができた。

 先発に入ったうちの一人であるオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)は、ベン・チルウェル(Ben Chilwell)のクロスからニアサイドへの正確なヘディングで今季の公式戦9得点目となる先制点を挙げ、自身の価値を証明した。

 一方、ビラのディーン・スミス(Dean Smith)監督は、1人少ない中で45分を戦いながらも、クリスタルパレス(Crystal Palace)を3-0で下した26日の試合からメンバーを1人しか入れ替えなかった。

 しかし、後半に入ってもビラにつかれた様子は一切見られず、50分にはマティ・キャッシュ(Matty Cash)のクロスにアンワル・エル・ガジ(Anwar El Ghazi)が合わせてここ5試合で5点目のゴールを決め、同点に追いついた。(c)AFP/Kieran CANNING