歴史あるドイツ木造教会を移設、地域ぐるみで保存目指す
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■建物の板を一枚ずつ
計画への支持と資金が確保され、110万ユーロ(約1億4000万円)の教会移設プロジェクトは現在、その準備が整いつつある。
移動先の土地は数キロ離れたシュティーゲの町中に確保された。地元当局はこの土地を象徴的な価格の1ユーロ(約127円)で協会に提供した。
教会の建物そのものも、オーナーとなっていたベルリンの不動産業者から1ユーロで購入できた。
コンクリートの基礎工事が終了後、3月から教会の解体が始まる予定。解体作業では、建物の板が一枚ずつすべて取り外される。
協会の広報担当者は、シュティーゲには既に教会があるため、移設は信者の獲得を目的としたものではないと念押しする。
スターブ教会に望まれているのは、地域イベントでのオープンスペースとしての活用、そして新たな観光スポットとしての役割なのだ。(c)AFP/Hui Min NEO