【12月24日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は23日、賭博規則に違反したとして、同国代表DFキーラン・トリッピアー(Kieran Trippier)に10週間の活動停止処分と7万ポンド(約970万円)の罰金を科したと発表した。

 現在スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属するトリッピアーへの処分は即時適用され、来年2月28日まで全世界のサッカーおよびサッカー関連の活動を禁止される。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でもプレーしていたトリッピアーは、7件の違反疑惑について否定していたが、FAはそのうち4件が立証され、他の3件は棄却されたと述べている。

 アトレティコは、この処分によりトリッピアーが、2月23日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝トーナメント1回戦のチェルシー(Chelsea)戦第1戦を含む、少なくとも14試合に出場できないとホームページ上で発表。3月7日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)とのダービーには出場可能となる。

 トリッピアーはトッテナムからアトレティコに移籍した2019年7月に賭博に関与したとして、今年5月にFAから規則違反を問われていた。(c)AFP