【12月24日 AFP】20-21イタリア・セリエAは23日、第14節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は終了間際のテオ・エルナンデス(Theo Hernandez)の得点でラツィオ(SS Lazio)を3-2で下し、首位でウインターブレークを迎えることが決まった。

 同日エラス・ベローナ(Hellas Verona)に2-1で勝利し、リーグ戦の連勝を7に伸ばしたインテル(Inter Milan)との差は1ポイントとなっている。

 2点先行したミランは、その後ルイス・アルベルト(Luis Alberto)とチロ・インモービレ(Ciro Immobile)に得点を許し追いつかれたが、アディショナルタイムにエルナンデスが出場したここ3試合で3点目をマークし勝ち点3を積み上げた。

 2011年以来のリーグ優勝を目指すミランは、負傷したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の不在が続く中、3月から続く無敗を維持した。

 昨季第14節を終えた時点の倍にあたる34ポイントを獲得しているミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、「心から誇りに思う」と選手をたたえ、「彼らは大変なことをやっている。ピッチにイブラが入ればチームはもっと強いが、彼抜きでもわれわれは個々の特性を生かしている」と話した。

「われわれが内に秘める炎が違いを生んでいる。それを燃やし続けなければならない」

 ミラノ勢を追うASローマ(AS Roma)は同日、カリアリ(Cagliari Calcio)を3-2で退けてインテルと6ポイント差の3位につけた。

 ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)のゴールで最下位トリノ(Torino FC)と1-1で引き分けたナポリ(SSC Napoli)は、3位からローマと2ポイント差の5位に順位を落とした。

 王者ユベントス(Juventus)は22日、ホームでフィオレンティーナ(Fiorentina)に0-3で敗れて今季初黒星を喫し、首位ミランと10ポイント差の6位となっている。(c)AFP/Emmeline MOORE