【12月23日 AFP】イタリアオリンピック委員会(CONI)は22日、選手が新型コロナウイルスの陽性反応を示したため、敵地でのユベントス(Juventus)戦に現れなかった同国セリエAのナポリ(SSC Napoli)に科されていた0-3の敗戦扱いと勝ち点1の剥奪処分を取り消したと発表した。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)とレガ・セリエA(Lega Serie A)への訴えを棄却されていたナポリは、同国におけるスポーツの最高法務機関であるCONIに異議を申し立てた。

 CONIは発表文の中で「ナポリによる異議申し立てを受け入れ、不戦敗と勝ち点1剥奪の処分を含め、FIGCのスポーツ控訴院による裁定を遅滞なく無効とする」と記した。

 ナポリがユベントスの本拠地に現れなかった際、この試合は延期ではなく中止となっていた。

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス(Aurelio De Laurentiis)会長は、この裁定について「満足している」とツイッター(Twitter)に投稿し、「法を順守する人が有罪にならない国でわれわれは生きている。ナポリは常に規則に従う」と記した。

 勝ち点1を取り戻したナポリは、3ポイントを失ったユベントスと勝ち点で並んだが、得失点で同チームを上回り3位に浮上した。

 また今回の裁定により、首位ACミラン(AC Milan)に7ポイント差をつけられている両クラブは、上位につけるチームより消化試合数が少なくなる。

 同国メディアによれば、両チームによる試合の日程は来年1月13日に再調整されることになるという。

 10月4日に予定されていたこの試合は、結果的に十数人の陽性反応者が確認されたジェノア(Genoa CFC)とナポリの一戦の数日後に開催されるはずだった。

 ナポリは、ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)とエリフ・エルマス(Eljif Elmas)が陽性反応を示したため、遠征しないよう地元当局から指示されたと主張した。

 ナポリは延期を要求したものの、ユベントスは通常の準備を続け、正式に中止が決まったのは試合開始予定時刻から45分後だった。(c)AFP