【12月24日 AFP】世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの起源を調べるため中国に派遣する国際調査団は、あらゆる感染ルートを調査するが、「犯人捜し」はしない。調査団のメンバーがAFPに明らかにした。

 調査団の一員で、ドイツ国立ロベルト・コッホ研究所(RKI)の人獣共通感染症の専門家、ファビアン・レーンデルツ(Fabian Leendertz)氏(48)は調査の目的について、責任を負うべき国や当局を捜すことではなく、今後同じことが起きないよう、何が起きたのかを理解することだと説明した。

 10人の専門家で構成されるWHO調査団は来年1月、新型ウイルスの最初の感染者が確認された中国・武漢(Wuhan)を訪問。新型ウイルスの起源と、動物からヒトへの感染について調査する。5~6週間中国に滞在する予定で、最初の2週間は隔離期間となる。(c)AFP