【12月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグは17日、来月から脳振とうに伴う追加交代枠を導入することで合意した。追加交代枠をめぐっては、規則作成を行う国際サッカー評議会(IFAB)が前日、試験運用を承認していた。

 IFABは来年1月から試験導入が可能だと明かしており、プレミアリーグでは追加交代の人数を1試合につき各チーム最大2人までと決めた。

 多くの元選手が晩年に認知症を発症し、懸念が高まっている中で、脳振とうはサッカー界でますます議論されるようになっている。ラグビーではすでに、脳振とうによる一時的な交代が認められている。

 一方、通常の交代枠の上限を3人から5人に増やす案については、各クラブの代表者による投票で導入されないことが決まった。交代枠5人制については、こちらもIFABが16日にルールを継続するとしていたが、プレミアリーグの投票で導入が見送られるのは今回が3度目となる。

 しかし、ベンチメンバーの上限人数を現行の7人から9人に増やすことについては合意され、19日に始まる今節の試合から適用される。(c)AFP