プーチン氏年末恒例会見 バイデン氏、ワクチン、ナワリヌイ氏について語る
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【12月17日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(68)は17日、年末恒例の記者会見を開き、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)次期大統領や新型コロナウイルスワクチン、毒殺未遂に遭った野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏などに関する記者からのさまざまな質問に答えた。
■バイデン氏について
プーチン大統領は、ロシアと米国の2国間関係が、米国内政治の「人質」にされていると指摘。その上で、既存の問題が「新政権の下で解決される」ことに期待していると述べた。
バイデン次期大統領については、「国内面でも外交面でも経験があり、問題を解決していってくれるだろう」との見解を示した。
プーチン大統領は他の主要国首脳の多くとは異なり、これまでバイデン氏への祝意伝達を控えていたが、今週に入って同氏に祝電を送り、「協力し、関係を築いていく用意がある」と述べていた。
またバイデン氏は選挙期間中、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が「プーチン大統領をはじめ、世界中の独裁者らを受け入れてきた」と非難しており、対ロシア関係ではトランプ氏よりも厳しい姿勢を取るとみられている。
一方トランプ氏についてプーチン氏は、「大きな支持基盤」があるとして、任期終了後も政界を去る可能性は低いだろうと話した。