【12月16日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは15日、第13節が行われ、チェルシー(Chelsea)は1-2でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に敗れ、リーグ戦連敗を喫した。フランク・ランパード(Frank Lampard)監督は、チームがてんぐになっていたのではないかと話している。

 チェルシーは後半開始直後にオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の今季公式戦8ゴール目で先制したが、ダニエル・ポデンセ(Daniel Podence)に同点ゴールを許すと、試合終了間際の95分、巧みな動き出しを見せたペドロ・ネト(Pedro Lomba Neto)に正確なフィニッシュで逆転ゴールを決められた。

 チェルシーは3日前のエバートン(Everton)戦で公式戦18試合ぶりの黒星を喫し、首位浮上のチャンスを逃していたが、これで連敗。エバートン戦後、チームは優勝候補ではないという主旨の発言をしていたランパード監督は、今度は無敗が続く中で選手が自信過剰になっていたのかもしれないと話している。

 カウンターからネトに逆転ゴールを許した後、明らかにいら立った様子を見せたランパード監督は「内容が結果につながる。われわれは良いプレーを続けて、無敗を長く維持していた。それでもしかしたら、選手は『自分たちは良いサッカーができている』と思ってしまったのかもしれない。その瞬間、こういうことは起こるんだ」と話した。

「きょうは内容が悪かったし、それを自覚していれば何とか1点を守り切ろうとしたはずだ。試合をコントロールして、あんなカウンターは許さなかったはずだ」

 この結果、チェルシーの順位は5位で変わらず、16日に直接対決を迎えるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とリバプール(Liverpool FC)の上位勢との勝ち点3差を詰めることはできなかった。(c)AFP