【12月13日 AFP】イスラエルは12日、ヒマラヤの王国ブータンと国交を樹立した。イスラエル外務省が明らかにした。同国はこのところ、アラブ4か国との国交正常化に合意している。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は声明で、ブータンとの国交樹立合意を称賛した上で、イスラエルと「国交樹立を望んでいる他の複数諸国と連絡を取り合っている」と明らかにした。

 イスラエルはこの数日前、モロッコとの国交正常化に合意したばかり。来年1月に政権の座から退く米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の仲介によって今年8月以降に国交正常化の合意が結ばれたアラブ諸国は、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、スーダンに続き、モロッコで4か国となった。

 複数のアナリストらは、サウジアラビアやオマーンのほか、従来イスラエルと対立していたインドネシアなどアジア諸国の一部もこれに続く可能性があると指摘している。(c)AFP