【12月12日 AFP】20F1最終第17戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2020)は11日、フリー走行が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の世界王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はチームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)に次ぐ2番手だったが、新型コロナウイルス感染から回復して復帰することができ「超わくわく」したと語った。

 新型ウイルスに感染し、前週末の第16戦サキールGP(Sakhir Grand Prix 2020)を欠場していたハミルトンは、「復帰し、また健康な状態でシーズンを締めくくれることがとてもうれしいし、ありがたく思った」と語った。「登校初日のように、超わくわくした」

「最初のセッションでは再び慣れるのに時間がかかったが、2回目では良くなったし、全体的にはそれほど悪くなかった。ほとんどのことをこなせた」

 また、ウィリアムズ(Williams)の同胞ジョージ・ラッセル(George Russell)がサキールGPで自身のマシンを駆っているのを見た感想を英テレビ局スカイスポーツF1(Sky Sports F1)に問われると、「みんなが知っているようにジョージは素晴らしい仕事をしたと思う」と答えた。

「彼はマシンでリラックスしていた。個人的には、27年のキャリアでレースを欠場したことは一度もなかったから、間違いなく不思議な感覚だった」

「いつかそのことについて本を書こうと思うが、この話はここまでにしておこう!」

 ハミルトンは「今年してきた以上のことをする必要があるとは思っていない」と、今週末に強い印象を残す必要性は感じていないとしながらも、シーズン最終戦を楽しみたいと述べた。「それが重要だとは全く思わない。ただ楽しんでレースに臨み、またチームと一緒に仕事をしたい。それが特権だから」 (c)AFP