【12月12日 AFP】現地の警察と報道によると、米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)のマリーヒル(Murray Hill)で11日午後4時8分(日本時間12日午前6時8分)、移民税関捜査局(Immigration and Customs Enforcement)による移民の拘束に反対するデモに車が突っ込み、複数のデモ参加者がはねられた。デモ参加者らは、拘束されてハンガーストライキをしている移民への支持を表明するためデモ行進していたという。

 警察によると、負傷者は幾つかの病院に分散して運ばれた。負傷者の正確な人数は分かっていない。負傷者に生命に危険がある人はいないとみられている。警察は、車が故意に突っ込んだのか、それとも交通事故だったのかを判断するのは時期尚早だとしている。車を運転していた女性は現場にとどまり、身柄を拘束された。

 米ABCニュースによると、事故当時、現場には40~50人のデモ参加者がいた。デモ参加者らが車道にあふれ、1台の車を取り囲んだところ、この車がデモ参加者たちに突っ込んで少なくとも6人を負傷させたという。運転していたのは女性で、警察の取り調べを受けているとABCは報じている。

 ある目撃者はNBCに対し、車にはフロントシートに白人女性2人が乗っており、車にはね飛ばされて複数の人が「宙を舞った」のを見たと語った。(c)AFP