CLで人種差別疑惑の審判、クラブ会長が永久追放求める
発信地:イスタンブール/トルコ
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【12月11日 AFP】トルコ1部リーグ、イスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)のギョクセル・ギュムシュター(Goksel Gumusdag)会長は10日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)戦で人種差別的発言をしたとされるルーマニア人審判を永久追放にすべきだと主張した。
8日の試合で第4審を務めたセバスチャン・コルテスク(Sebastian Coltescu)氏は、バシャクシェヒルのアシスタントコーチであるピエール・ウェボ(Pierre Webo)氏を指すのに「黒人」を意味するルーマニア語を使ったとされており、これを受けて両チームの選手は団結してピッチを後にした。
ギュムシュター会長は地元メディアに「こういった審判は永久追放にすべきだ」とコメントした。「彼を見せしめにすべきだ」
同日の試合は両チーム0-0で迎えた14分の時点で中断となったが翌日には再開され、選手たちはキックオフ前に膝をつき、人種差別に抗議するTシャツを着用した。試合はホームのPSGが5-1で大勝している。
欧州サッカー連盟(UEFA)は、この件に対する「徹底的な調査」を約束した。(c)AFP